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■ AI時代‥‥“意志ある学びプロジェクト学習 ” 一人ひとりを咲かせる教育へ             鈴木敏恵

 

 

 

 

 

 

AI時代‥‥“意志ある学びプロジェクト学習 ” 一人ひとりを咲かせる教育へ

 

 AI(人工知能)時代の到来により教育や人材育成のあり方や手段も変わります。AIが不得意で人間だからこそ大切にしたいこと、高めたいことを教育で大事にする必要があります。明日を信じ、未来を良くするために意志を胸に新しいことにチャレンジすることは私たち人間だけが持つ素晴らしさです、ここにプロジェクト学習、ポートフォリオが応えます。

 ポートフォリオ活用 / 新人育成に ポートフォリオを有効に活かす  / 到達目標をポートフォリオ プロジェクト学習で確実にする  /  鈴木敏恵

新人期間スタート/ 「到達目標」をポートフォリオで確実にする

■ 新人育成にポートフォリオを有効に活かす (図b

新人一年目の看護職員研修をどう進めたらいいのか図bを示しながら説明をしていきます。

4月のオリエンテーションで、プロジェクト学習とポートフォリオの基本講座研修を行う。

この日から「キャリアポートフォリオ」をスタートする。

 

看護師としてのビジョンとこの一年の目標を書いた『ゴールシート(A)』とポートフォリオの最初のページに入れ、次のページに『一年間のキャリアシート』(B)と隣接するページに看護部の『到達目標チェックリスト』を入れます。

 

■ 成長プロセスの可視化 

ポートフォリオを活かし、多忙ですれ違いがちなプリセプターにプリセプティ自身が自分のしたこと、仕事の様子を理解してもらい有効なサポートをもらう。また看護師長との目標面接や部署における学びあいなどを機会にポートフォリオを活かし共有することでさらに成長していくことを果たします。そのためにも、新人がどんどんいろいろなものをポートフォリオに入れることが大事です。なんでも「あなたの成長していく軌跡をポートフォリオに入れていきましょう」と話しましょう。

新人は目標へ向かうプロセスで得た『経験』や『気づいたこと』『研修プリント』『自己研鑽資料』また、ミスしたことや気持ちがへこんだことなどどんどんポートフォリオへ入れていきます。

 

ポートフォリオは作るものでなく活かすものです、自らの思考プロセスや課題解決プロセスを自分で俯瞰しつつ向かうことで一回一回の経験や研修が自分のものとなります。

 

最後(2月ごろ)に、年間を通して様々なものを一元化した「元ポートフォリオ」を再構築し「凝縮ポートフォリオ」をつくります。

 

一番大事なことは、新人看護師が自分の宝物としてポートフォリオを感じることです。

 

新人がこの一年、嬉しかったこと切なかったこと気づいたことなどをどれだけ伸びやかにポートフォリオに入れるか、ここが要です、その成功の最大の秘訣は、笑顔で「これから一年、ポートフォリオにあなたの心が動いたこと、考えたこと、気づいたことを入れていきましょう!と伝えることがなにより大事です。

 

 

 

新人研修とポートフォリオ評価

オリエンテーションからポートフォリオ研修を行うことの重要性

 

■キャリアポートフォリオ導入の提案

  

*キャリアシート

*獲得目標チェックシート

*研修資料/学習プリント

*心が動いた、考えた、気づきたこと

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ポートフォリオで成長を可視化

自己評価

相互評価

ケアリング

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■ キャリアポートフォリオ

 

キャリアとは、自らの意志をもち向かう仕事。その経験から価値あることを身につけ成長していくことを大切にすることをかなえるポートフォリオ。キャリアポートフォリオは、新人看護師として研修や学習に重点をおいた パーソナルポートフォリオ(その人の実績、関心などを一元化したファイル)とも言えます。

 

 

文科省 千葉大学 地方創生COC 地域と学生がともに成長するプロジェクト学習  ポートフォリオ 鈴木敏恵

文科省 千葉大学地方創生COC+ 基調講演のときの写真をいただきました、感謝!

地域と学生がともに成長するプロジェクト学習を話しました

 

 

 

 

ポートフォリオ活用 /QOC(クオリティ オブ キャリア)を高めるポートフォリオ /  ポートフォリオ・ プロジェクト学習で人材育成  / 鈴木敏恵

QOC (クオリティ オブ キャリア) を高めるポートフォリオ

ケース:新人期

 

 

ケース:新人期

新人は(病院に)入ったばかりですから、Aの基本的な知識やスキルを、学校時ではリアリティなかったわけだから、実際に仕事をすることでAをドンドン身に付けていくということで、Aが一番多いわけです。同時に社会人一年目ですからBもとても成長が見込まれる時期です。

 

クオリティ オブ キャリアの時代

 QOC:クオリティ オブ キャリアとは、 キャリア(仕事、経験)の新しい考え方を表現するために私が生み出した言葉です。それは、その人なりの価値観を反映した仕事や生き方、経験から学ぶことを大切にする未来志向の成長を目指す提唱です。それは他者から賞賛される学歴や履歴ではなく、自らが誇りを感じる生き方や経験となるための心を織り込むような仕事です。その人のキャリアは世界にひとつの価値あるものです。QOCとは一人ひとりの違いを尊重し充実した人生を実現するための学びや経験を意味します。

 

 

新しい現任教育への視点

現任教育を考えるときもQOCの視点に立つと個の尊重を果たすことを叶えます、意欲ある自己成長へと向かいます。

成長期と身につく力

一人ひとりの資質やもっているよさ、成長するためには「知」が必要です、それは人によっても、その人の人生のステージによっても一様ではありません。

 

自ら学習する機能と学習したことを瞬時に共有するAIの登場に教育者は打ちのめされないのか

自ら学習する機能と学習したことを瞬時に共有するAIの登場に、

なぜ世界中の教育者は打ちのめされないのか

 

(2014年 写真/BS『日経プラス10 グーグルの先を行く!? トヨタも惚れた人工知能ベンチャー』)

 

というようなことを考え心が落ち着きません。

シンプルに考えても、私たち人間は自己学習をしているか、そこで得たことを互いに惜しみなく共有しているか、ここに応える教育構想を急がなければと掻き立てられます。

しかし、考えようによっては、
いよいよ「創造的な思考」が教育の求める知性の姿が、向かうべき先にはっきり見えるときとも言える。正解がない解を、希望を失わず 立ち向かう 看護師たちのように。
 

 

 

 

 未来教育 <キャリア教育ポートフォリオ導入手法>  2005年連載より 鈴木敏恵

 

小中学校における職場体験を価値あるものにしょう!

〜やりっぱなし体験学習にしないために〜

 

(今から12年前に連載したものです。)

 

                  キャリア教育設計指導/ 鈴木敏恵

 s-toshie@ca2.so-net.ne.jp

                    未来教育デザイナー

             

職場体験にいたる前に、自分や社会への見つめ自己紹介用パーソナルポートフォリオをつくる。職場体験のはじめに、「動機と自己紹介」「出来るだけお役に立ちたい」気持ちとともに「私は、この仕事に必要な力と、この職場が一番大事にしていることは何かを発見するために来ました。」と伝える。このことで、受け入れてくれる職場のみなさんや事業主の意識も深まり、一層いい体験ができるはず。体験後は体験報告シートを作成、事業者へ感謝を成果、成長をつたえる。これらすべての軌跡をポートフォリオへいれ継続的なマイキャリアポートフォリオとする。

 

 

■キャリア教育につながる職場体験にする基本フェーズ

 

機/場体験前に、「自分・社会を見る」  

 

供/場体験中に、「職場・仕事を知る」

 

掘/場体験後に、「フィードバックし、共有する」

 

 

 

準備

1 「パーソナルポートフォリオ」

2 「(事前に提出しておく)自己紹介シート11

3 「目標にAが書かれたアクションシート16

4 「目標にBが書かれたアクションシート16

5 「体験報告シート12

 

 

 

 

 

 

機/場体験前に、「自分・社会を知る」

 

  (1) 自分発見ポートフォリオをつくり自分を知る。

      自己表現の向上。自分紹介がうまくなる。自尊感情を高める。

      (2)自己紹介シート記入し、体験先に、事前に

 

 

 

 

供/場体験中に、「職場・仕事を知る」

 

職場体験では次のA,Bを発見するという目標をもって行く。そのためにアクションシートを活用する。アクションシートは2マイ使う。おのおの以下のAとBを書き持参する。職場で得たことがあればそのばでアクションシートに書く。これらは目に見える職場体験で得た成果のひとつとして、帰校した際、生徒同士でシェアする。

 

この仕事に求められる力とは何かを見つける!    たくさん見つける。

 

例えば、「几帳面な力」「すぐに電話に出る力」「整理整頓の力」など

 

B この職場が一番大事にしているものは何かを見つける。   1つ見つける。

 

例えば「大工→道具を大切にする」「設計事務所→図面を大事にする」「八百屋→野菜の鮮度」など

 

 

 

掘/場体験後に、「フィードバックし、共有する」

 

体験後は、各A、Bシートをまとめるとともに「体験報告シート」を書く。

それを、まず事業者へお礼の手紙とともに提出するともにそれを共有する。

 

 

 

 

これらすべてと今後に継続するキャリアに関係する資料や成果を一元化し、

<キャリアポートフォリオ>として、将来にわたり(進学後も)継続する。

 

A   <体験>しっぱなしになっていない?

<未来教育プロジェク学習>で実践するのが成功の鍵!

無目的に体験学習をしないこと。目的、目標を明確にもっていくことこと。

 

成長につながる戦略が必要。成長のためには「意志」がいる。

意志を持つためにはミッションを感じる「目的」がいる!

 

体験しっぱなしにならないように、きちんと評価を導入する。評価するためには照らし合わせる「目標」がいる。評価の観点が、「挨拶ができたかどうか」とか「がんばったかどうか」ではだめ。評価には、成長につながる明確なねらいが事前にあることそして、その到達が書かれていることが大事だ。

 

 

 

B  <体験学習>ってほんとうに体験しているの?

<真剣に考えながら見ること>で「価値ある成長」!

小中学生の職場体験では、実際その仕事に直結するような仕事体験はできない。しかし、発見や観察はできる!

 

職場体験を価値あるものにするためには、「目を皿のようにして師匠の仕草・行動・セリフ・目つきなどを観察すること」そして、上記の,鉢△鯣見することだ。

 

資格や給料などは、インターネットで調べれば分かることだ。インターネットで調べられないことを、体験学習でねらうようにすること!

 

 

 

 

 

C  <小学校、中学校、高校>でほんとうに連携しているの?

<ポートフォリオ>で小中高で連携キャリア教育が可能!

小学校と中学校と高校、進学、などなど分断することなく、キャリアの一元化がされることが必要である。ここにポートフォリオが活きる!

 

小中高等学校の体験学習のキャリアを一元化するのは子ども自身。それを叶えるのがポートフォリオ。彼らにポートフォリオ活用をしっかり伝えること。

 

 

 

 

 

     D    ポートフォリオの導入手順 

 

 

  機 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオとは」を知る 

  供 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオの目的と効果」を理解する

  掘 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオ作り方のルール」をつかむ

    「パーソナルポートフォリオ」にキャリアを入れていく  ★

テキスト ボックス:     「パーソナルポートフォリオ」にキャリアを入れていく  ★ 

  后 崋分のコンピテンシーや特徴」を見いだす

   ポートフォリオを再構築し「凝縮ポートフォリオ」をつくる

   「凝縮ポートフォリオ」を未来に活かす!        ★

 

 

 機 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオ」とは       

 ポートフォリオとはもともと建築家やジャーナリストが自分の作品などを綴じたファイルをさします。パーソナルポートフォリオとは、「その人」が伝わるものが一元化されたファイル。建築家でもある筆者が提唱し現在全国に広がり若者達の就職やAO入試、自己推薦などの進路を次々に成功させている。

 

 

□ 正確かつ具体的な自己紹介ファイル、個性や考え方が見出せるファイル

□ 能力やスキルがすっきり分かる学習歴、仕事歴ファイル

□ 個性やセンスが伝わる作品歴、活動歴、実績歴ファイル 

□ その人のこれまでの歴における成果や記録、そのプロセスが見えるもの

□ 能力やセンス、表現力などが示せるもの

□ 推薦状など公的な価値をもつ評価も入っている経歴ファイル

 

 

 供 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオの目的」       

 その人の能力や個性やスキルや生き方なども発見することができるパーソナルポートフォリオは採用面接のときだけでなく様々な役に立ちます。以下にそのよさや価値をお伝えします。

 

 

   □ 個性や能力を見いだせ自分にあった「進路選択」に役立つ

目的 □ 自信が湧き、自尊感情が高まり「ポジティブ思考」になる

   □ 自分の考えや思いを表現でき理想的な「自己紹介」「面接」ができる

 

 

 供 屮僉璽愁淵襯檗璽肇侫リオ」の効果       

 

 

  ● <自分を伝えること>がグンとうまくなる            

手ぶらでする自己紹介なら「鈴木敏恵です、学校は○○です。」で終えてしまうところを、ポートフォリオを作った経験があると自信を持って「私は、○○が好きです、その成果はコレです。もう○年も続けて○○をしています、○○が得意です。○○は〜」というように自分のことを具体的に積極的に伝えられるようになります。

 

  ● <誇り>や<自信>がもてる                  

ポートフォリオをつくってみることは、この世にたったひとりしかいない「自分という存在」を認め 自分を信じるきっかけになります。成績がよくても自信がなく自己の存在を否定しがちな人が目立ちます。自分のマイナス探しではなく、プラスを見出し、それに関する様々なものを自分でひとつひとつ綴じていくポートフォリオは自分の価値や自信を感じる素晴らしい効果をもちます!

 

  ● <個性><長所>を発見できる                      

「苦手な科目」や「下手なこと」は誰にでもあります。多くの場合、それは進路選択の道を狭めると考えられています。しかし、ポートフォリオからは出来ないことではなく、「出来ること」や「その人の強み」や「いいところ」を見出すことができます。「個性を伸ばす」とは、自分の得意や強みを発見し、そこに栄養を注いで決定的な強みにしていくことここにポートフォリオ評価の前向きな発想が活きます。

  ● 将来の<進路選択>に役立つ                         

将来を考える時にも、ポートフォリオをパラパラとめくり俯瞰し見ながら考えると役に立ちます。自分の軌跡や成果が入ったポートフォリオを見ることは、もう一人の高次の自分が自分を見る(メタ認知)行為なのです、それは根拠と意欲がともなう確かで前向きな進路選択を叶えます。

 

  ● 一人ひとりの個性を活かした仕事や就職がかなう        

進路は偏差値や成績で決めるのではなく自分の個性や能力を活かせる選択をしょう。自分の個性や特技を生かせる日々は、何にもまさる心満ちる人生となるはず。まして、いま時代は平均点的ないい人や、まんべんなくなんでも出来る人を求めていません。他の人にはない、強い切り札やオリジナルな個性を持つ人を求めているのだから。ポートフォリオでそれを示すことができます!

 

  ● 「推薦」するときに根拠が見える                

先生や指導者にとって、「その人のことがわかる」ということはとても大切です。その人を進路先へ推薦するとき「この人は根気があり、また緻密な行動ができる人です」など具体的に推薦文を書いてあげたい。それは根拠が無いと言えません、ここにポートフォリオの存在は活きます。

 

  ● 「学習」や「体験」の「成長プロセス」が見える        

学生は看護実習体験で大きく成長します。しかし体験先の職場へ先生が同行しずっとその様子を見ていることはできません。ここに役立つのがポートフォリオです。社会で働いてみた感想やその時の様子の写真、訪問先とのふれあいが伝わるコメントや手紙などが入ったポートフォリオはその様子を伝えてくれます。

 

  ● 「キャリア」や「学習」の自己管理/マネージメント       

大学で学びが終了することはありません、インターネットや生涯学習センターやカルチャースクールなどで継続しつづける、また様々な経験を積み成長する。このキャリアをマネージメントして、自分の未来へ活かす責任や役割は自分自身が担っている。生涯に渡りキャリアポートフォリオが不可欠です。

 

  ● 一人ひとりの個性や実力「コンピテンシー」で評価できる    

ポートフォリオには、知識や学歴、資格ばかりでなく、その知識を活かせる力、コンピテンシーを証明するもの、例えば看護実習のときの患者さんからいただいたメッセージカード、中学生のときから続けている手話ボランティアなど社会貢献の写真などがあり面接担当者がおこなう評価に活きます。

 

  ● コンピテンシーを証明するエビデンスとエピソード」が見える 

 その人の能力や実力を証明する「エビデンス」やその人の性格や人格がかいまみられる「エピソード」がポートフォリオにはたっぷり詰まっています。 

未来教育<キャリア教育> どんなキャリアを積んでいきたいか、よりどんなふうに人生を使いたいか、未来教育MM377(2004.12.7)より      鈴木敏恵

未来教育<キャリア教育>

(今から14年前に連載したものです。)

 

 さて、日本全体の学校におけるキャリア教育の動向・・・

 キャリア教育がいま小学校から中学校、高校と一貫的に考えられるようになってきました。研究指定校でもさまざまな試みがされています。職場体験の充実や企業に一定期間いくデュアルなど様々です。

 

1,「したい仕事はなに?」からはじめない

ときどき、子どもたちに「あなたがしたい仕事は何ですか」と子どもに問うところから始めるケースがあります。しかしこれは唐突すぎて、多くの子はそうパッと「私は○○の仕事がしたいです」と言えません。その原因は一つです、いままで「仕事」を意識していなかったからです。意識していない所から何も浮かびません。ですから、はじめに無意識だった「仕事や生き方」を意識させる段取りが要ります。そうはじめに無意識から意識化にもっていくことがスタートのコツです。

 

2,仕事について「仕事の本」や教材から入るケース。

「仕事の本」や教材から入るのはやめましょう。目の前にたくさんの仕事がたくさんあるのだから、まずは子ども自身の目でそれを発見していくことをどんどんしたらいいでしょう。

 

3,ヤリッパナシ職業体験

またどんなに価値のある体験でもヤリッパナシだったり、前と後の押さえがないこと・・・事前に意識も深い考えもなく職場体験することの「惜しさ」+「相手への失礼さ」。どんな体験でも素晴らしく価値があると私も思っています、しかし職場や社会体験である限りそうも言ってられません。なにせ訪問先の相手は生活抱えて働いているのですから。そこに子どもが「体験しに行く時」でもそれそうとうの心や態度の準備がいるでしょう。

 

4,とにかく本気で仕事している大人の存在が大事

またある仕事の専門家をゲストティーチャーでお招きするときもしっかりと最小限のねらいは先生にいるはずです、価値ある時間となるかどうかは、その意図や周辺のデザインがものをいいます。なにより子どもたちの目に映る大人(先生方や私たち大人たち)が本気で真剣に仕事し、ときに苦しんだり困ったり、必死だったりしても、合間や最後に心からやりがいを感じ、夕方のビールを上手そうに飲んで嬉しそうしている大人が身近にいればこそ子どもたちは、仕事や大人を自然に受け止め、自分も真似る(学びは、まねび)ことでしょう。

 

 

 

 鈴木敏恵が考える学校における≪キャリア教育実施---注意すべきポイント≫

 

 1,「現実」を見ず、「教本」から入る危うさ

 2,ヤリッパナシ職場体験

 3,いままでの時代の仕事や生き方から発想しない

 4,職場体験学習の前後の甘さ

 5,アタエラレッパナシのゲストティーチャーのもったいなさ

 6,仕事を意識していないのに仕事を考えることはできない

 7,自分を活かすということの覚悟

 8,小学校、中学校、高校などで分断しているキャリア教育

 9,不安やオドシから入らない、夢や喜びや誇りから入る

10,条件、理屈、データ、こざかしさで未来を選択しない

11,あんまり「しごと、しごと」と言わない。大切なのは夢をもつ心!

12,教えるより、見せる、真剣に生きている大人を!

                    ...etc

 最近私が考えていることは、やっぱり総合的な学習(未来教育プロジェクト学習)こそ、彼らの人間的な何かを揺れ動かし、それゆえに確実に未来への力になるということです。

 

「学力」「教科」等々の話題より、やはりずっとここに心引かれます、なぜなら、それは自由であり、可能性に満ちているからです。なにより毎回毎回オリジナルな味が実に魅力的です。それは決まり切った筋書きのないドラマのようです。未来教育プロジェクト学習のフェーズに添っておこなうことはセオリーですから基本ですが、それはプラットホームですので、そこでどんなドラマが展開するかは、その土地や子どもたちや時代や先生の展開などのさまざまな因子でみごとに個性的なストーリーとなります。

なにより価値を感じるのは、未来教育プロジェクト学習には「正解」というものが無いからです。世の中の殆どのことは「正解」がありません。こどもたちはいずれこの正解のない世の中という所に旅立ちます。「正解」がない、そこで頼りになるものは一つだけです、「自分の考え」です。自分の考えをもつためには、他の考えを知ることが欠かせません。そして知識だけでなくそれを活かした経験が必要です。ここにプロジェクト学習が生きます。それは世の中の多様性や複雑性を教えてくれます。それはとても価値あることです。正解などないのです、じゃあどうしたらいいか、「自分の頭で考えること」です。

世の中を生きていくためには「自分の考えを持つこと」「自分の頭で考えること」、様々な意見や情報をもとにしても、最後は「自分の判断」こそすべてです。この力を提供できるのが21世紀の教育といえるでしょう。

真のキャリア教育を考えるなら、キャリア教育に終えないことが大事でしょう。

この世の中で自分の頭で考え生きていける力を育てることこそ、本当のキャリア教育になると私は確信しています。考える力があれば人生の様々な局面でよりよい選択をするときに役立ちます。

 

☆     ☆     ☆

 

どんなキャリアを積んでいきたいか、よりどんなふうに人生を使いたいか、

何を見つめ、どんなことに価値を見いだしどう生きたいか、何のために生きたいか

自分の心を静かに見つめるほうが本質的でずっと大事でしょう。

キャリアは社会や企業や組織の中では意義をもちますが一番大事なのは自分自身の心の奥が価値を感じ満ちるような人生をおくることでしょうから....

     鈴木 敏恵  

 

■未来教育MM377☆<キャリア教育>にポートフォリオを…2(2004.12.7)より

新刊N 連載9 :自ら意志を持ち、キャリアポートフォリオを  /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

自分の学びや成長のマネージメントは自分でする、自ら意志を持ち、キャリアポートフォリオを作る、それは自分の今と未来に有効です、それを叶えるためにはポートフォリオファイルを配布したり、eポートフォリオへの記載を指導するだけではうまくいきません。

 「人間として成長し続けたい」という願いを叶える職場であるために、いかに教育を魅力的でフレッシュなものとするか。大切なのは従来の価値観や指導方法にとらわれず、未来志向で新しく自由で挑戦的な試みをどんどんしてみることです。

   ☆   ☆

キャリアポートフォリオを見ると一人ひとりの経験だけでなく独自の課題意識や能力や資質が見えます。それらを生かし咲かせることがAI時代の組織が向かう人材育成と言えるでしょう。

 

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

ポートフォリオ活用‥ ”知”が生まれる対話 ‥‥ 「一人思考」と「思考共有」      鈴木敏恵

知が生まれる対話             

 「一人思考」と「思考共有」

 

 

 

学校であれ、職場の会議であれ、人が集まり何かの「考えを生む」ためには、まず一人でそのことについて考える=「一人思考」の状態と、その一人ひとりが集まって、その思考を共有する=「思考共有」というシーンを明確に分けることが有効です。「一人思考」と「思考共有」のそれぞれの価値を学習者へ教え、今は、そのいずれのシーンなのかをはっきりと伝えることが「考える力」の向上に効果的です。

 

「さあ、一人思考の時間をこれから10分程度もちましょう、その後、チームで思考共有します。」というように学習者へ伝えることで、まず一人ひとりが自分の考えをもつところから始める習慣がつきます。

ポートフォリオ活用 / 新人研修の年間プログラム /  ポートフォリオ・ プロジェクト学習で人材育成  / 鈴木敏恵

 

新人研修の年間プログラム案

「知」の成果を生みだす研修

 

 4月  基本理解とポートフォリオスタート

      A オリエンテーション:「意志ある学び—未来教育」基本講義  .        

      B 社会人としての「ライフポートフォリオ」作成スタート   .        

      C プロとしての「キャリアポートフォリオ」作成スタート   .                                             

 

      意欲/シミュレーション        

      D 知の共有ワークショップ:「成長提案プロジェクト」     .         

      E 演習:『情報リテラシー(エビデンス)教育』        .             

 

      キリッとした気持ち        .

 6月    F 実践:『リスク教育』                   .                                   

 

  8月  知の共有とメンタルケア        .

      Gワークショップ:「課題発見プロジェクト」          .              

 

    能力促進:学び合い

           H ワークショップ:『コンピテンシーディクショナリー』作成   .        

  10

  12月 フィードバック

  2月  ワークショップ:「成長確認プロジェクト」         .               

    3月   J 知の共有ワークショップ:「課題解決プロジェクト」      .         

 

  4月   俯瞰:ビジョンとゴール     .               

新刊N 連載8 : 組織主体の「eポートフォリオ」 /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

鈴木  今ポートフォリオを導入する組織が増えています、その成否ははっきりしています。それでスタッフの成長へのモチベーションがアップしたかということです。

 組織のためにスタッフの研修歴などの情報管理するポートフォリオは、意志ある学びを促進したり、未来へワクワクすることや他の人と価値ある経験を共有し成長すると言うような、最も大切なポートフォリオの持つ効果をあげているとは言えません。

 

 組織における「eポートフォリオ」の導入も珍しくはありませんが、そのシステム設計のあり方から、個人のためのポートフォリオではく、組織が個人を管理するためのものになりがちです。またクリティカルラダーなど院内研修は、データ化されますが、自己申告を綿密にしない限り、組織以外ででの価値ある成長や学習行動はそこに含まれません。しかし現実には、多くの人は自らの意志で、組織外の研修も積極的に参加していますし、書籍や専門誌、研究論文などを書いたり読んだりでいます。様々な気づきや価値ある経験を日々の仕事や出会いでしています———— ここが入ってこそ本当の個人の成長への軌跡となります。

 

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

 

新刊N 連載7 :成長していることが見える  /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

 

 

 

鈴木 これまでの自分が見えるポートフォリオは、世界で唯一の自分のオリジナル教材とも言えます。ページをめくることで、自分が確かに成長していることに気づきます、そしてハットきづきます、一番苦い経験こそ自分に大事なことを気づかせ成長させたことを。

 時系列に沿ってリフレクション(内省)するだけでなく客観的に見て、リフレーミング(見方を変える)することが大事です。

 

K: ポートフォリオを入れっぱなしにして、ファイル化することだけが目的になってしまい、「面倒だ」という雰囲気になりがちです。研修の資料を入れるだけではなく、自分の価値や暗黙知を「見える化」することに意義があって、ポートフォリオはあくまでそのツールに過ぎないということを現場に伝えなければならないと思います。

 

O:そうですね。うちも「プロジェクト学習で発展させていこう」という地点にやっと到達できたと思っています。また最近では、うれしいことに、当院ではポートフォリオをしているからという動機で学生さんたちが当院を希望してくださるようになりました。

 

 

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

長野県  人材育成の切り札となる「ポートフォリオ」/ プロジェクト学習 ポートフォリオ研修  鈴木敏恵

すてきな日でした!ありがとうございました! 

長野赤十字病院看護管理者研修の講師をしました

 

○ ポートフォリオの評価―管理者として何を、どう見るのか

○「自己学習」と「情報共有」を研修や教育体制でデザインする

○ 人材育成の切り札となる「ポートフォリオ」

○ 教育のパラダイムの転換とポートフォリオ

○ 感じる力・考える力・行動力を高める研修

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新刊N 連載6 :ポートフォリオで自信とモチベーションが高まる  /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

鈴木  ポートフォリオとプロジェクト学習を両輪とする未来教育プロジェクト学習は効果的です。ポートフォリオを見ながら先輩は対話とコーチングで承認を示すことができます。

新人は自信「自分はこれでいいんだ」と思えます。

 

O: 当院ではポートフォリオを導入して4年が経ちますが、皆さんと同じく、暗黙知を「見える化」し俯瞰できるということに大きな手応えを感じています。他者にシェアするだけではなく、ポートフォリオをめくることで、自分の看護のプロセスを生々しく見ることができます。

でも、このように「見える化」する作業にためらいがあり、ポートフォリオにマイナスイメージをもつスタッフもぜロではありません。そこで先日ポートフォリオに対するアンケートを行ったところ、「人と比べてしまう」「面倒だ」という意見がありました。自分の看護が明らかになることで、失敗や欠点が見えて「自分はできない」と落ち込んでしまう、だからポートフォリオは良くないというわけです。

 しかし、こうした意見も、1人ひとりのコンピテンシーや暗黙知を「見える化」できているという結果だと思います。「面倒かもしれない。でも、そこに課題を見出すことができたでしょう」と伝えたいですね。

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

 

新刊N 連載5 :ポートフォリオで知とプロセスの共有   /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

 ポートフォリオから見えるものは、結果だけではなく、経験によって得た知恵、暗黙知を蓄積していくプロセスです。このプロセスを共有することこそが、後に続く人の学び、ひいては組織全体の成長につながると思います。ポートフォリオは暗黙知を顕在化させ伝えることを果たします。結果ではなく、プロセスのシェアが最も価値があり、面白いところだと思います。

 

 成長したい人はプロセスに興味を持っていて、「どうやったの」「どうやったらそんなうまくいったの」と知りたがっている。物事の本質や普遍性はプロセスに潜んでいます。ポートフォリオのページをめくることで、そのプロセスをシェアすることができるのです。

 

 

K「新人は先輩からもっと話を聞きたいと思う。しかし、この暗黙知は言語化が難しいため、うまく共有できないのです。ポートフォリオとプロジェクト学習は、そういう個々の暗黙知を顕在化し、「知の共有」につなげます。今日の新人看護師の発表を聞いても、先輩たちのエッセンスやコアになる言葉がちゃんと浸透しているのを感じました。」

 

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

地域の大切なものを未来へつなごう! 柿渋プロジェクト /フィールドワーク   ポートフォリオ  プロジェクト学習 鈴木敏恵

地域の大切なものを未来へつなぐプロジェクト学習/鹿背山など自然の中の「柿渋」を巡りました。

けいはんな

 

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