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アーティストは無駄を惜しまない。「AI時代。効率、合理性‥はテクノロジーにまかせよう、 人間は人間だけが持つものを咲かせよう すべての人はアーティスト。 アーティストは無駄を惜しまない。」      鈴木敏恵

アーティストは無駄を惜しまない。時も愛も情熱も試行錯誤も命も惜しまない あふれるものに身をまかせることだけが近道で唯一と知っているから。

 

新しい時代。効率、合理性‥はテクノロジーにまかせよう、

 

人間は人間だけが持つものを咲かせよう

 

すべての人はアーティスト。

 

アーティストは無駄を惜しまない。

 

 

 

 

学校教育のlegacy(1)「揃っているのはいいこと」感 。    鈴木敏恵

 

アーティスト

 

私は苦しかった。

 

というか、、エントロピーに反している、、無理あり

 

でも要る、という捉え方もあるが

アーティストは、無駄を惜しまない。たとえ創造物が完全に見えていたとしても、それを世に生み出すためには、自分の命を削るようなプロセスがいることをわかっているから。    鈴木敏恵

アーティストは、無駄を惜しまない。そもそも無駄という概念はなく、イメージするものがそうやすやすとカタチになり生まれるものではないことをわかっている。たとえ創造物が完全に見えていたとしても、それを世に生み出すためには、自分の命を削るようなプロセスがいることをわかっているから。

心を手放してまで「社会に求められる人」になる必要はない。  鈴木敏恵

心を手放してまで「社会に求められる人」になる必要はない。  鈴木敏恵

【未来教育MM645号】オンライン授業を超えて‥ オンライン授業で手に入れた「未来志向」  鈴木敏恵

━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━
■ フィンランドの教室
☆ 「テクノロジーは愛のため」

■ いつでも使えるようにしておこう!

■ オンライン授業を超えて‥オンライン授業で手に入れた「未来志向」
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■ フィンランドの教室

私は「未来の教室、未来の教育」の構想、設計、現実化をずっとしてきました。
“要”は、子どもたち、若者たちを主役とした情報テクノロジーの導入と活用です。

[新聞記事]☆「テクノロジーは愛のため」


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無機質な長方形の教室で先生が生徒に知識を一方向に教える教育は終えています。いま日
本の教室にもPC(パソコン)や電子黒板などが入っていますがそれらは、教室の前の教卓
付近にあり、先生の管理のもとに使うことが主です。

管理的、一斉、画一的、規格的な現状があります。ここを変える必要があります。情報機
器の日常的存在や人間的な心地よさを大事にする「未来の教室、未来の教育」であることが求められます。


[参考写真]フィンランドの教室(撮影:鈴木敏恵)


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〇 すべての教室にPC
〇 PCは先生の側ではなく、教室の後ろに。
〇 居心地よさそうなソファー、インテリア
〇 ランダムで躍動的な机レイアウト


★ ビジュアル機器!いつでも使えるようにしておこう!

(1)“多メディア”を複合的に瞬間的に、臨機応変に!

映像精度の高い「書画カメラ」本当に便利!
〇 スマホをそのまま置いてサッと映したり
〇 教科書やポートフォリオをパラパラしたり
〇 文字を描きつつ、を見せたり
[参考写真]

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[参考写真]

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サッと皆さんへ見せたい(講義中の鈴木敏恵)


(2)電子黒板をフルに使っていますか?

〇 便利!タイマー/ストップウォッチ)
〇 黒板(!?)の背景
[参考資料]ICT教育便り 第2号


http://suzuki-toshie.net/mm-images/mm645-5.pdf

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■ オンライン学習を超えて‥オンライン授業で手に入れた「未来志向」

◇ オンライン授業で手に入れた価値あること

何かをすれば、かならず何かを得ます。
今回、オンライン授業への試みを日本中の学校が経験しました。はじめてのこと、なかな
か一筋縄でなく困難もあって、でも!出来た!を経験したはずです。子どもたちも先生
も確実に成長したはずです。ここを顕在化させましょう。


◇ オンライン授業をリフレクションしよう

学校中で行うわけですから、スタート時は、「どうしたらいいんだろう?」「一体何から
始めたらいいのか?」「ほかではどうしてる?」「とにかく!やってみよう‥」
「で、何から?」‥色々な課題を知恵を出し合い、分担してまさしくチームワークで向かった。

それを振り返る余裕もなく今度は、密を避けるための分散登校、仕切りパネル、子どもた
ちへのいろいろな注意事項、学習の遅れをどう調整するか等々‥が今の状況ではないでしょうか。

一度立ち止まりオンライン授業をリフレクションしてみましょう。
リフレクション(内省)とは、自分自身の仕事やったことから一度離れてみて、その流れ
やその時の考え方・行動などを客観的に振り返ることです。

いま、顔を上げ遠くを見て、今回の経験での心境の変化や成長をもすべて含めて見つめ直
し、気づきを得て、未来志向で次の行動へと向かいます。


◇ 成長と成果をポートフォリオへ

オンライン授業による自分の成長・変化
〇 新しいスキル習得・事態への対応力・カメラに向かって伝える表現力 
〇 オンライン授業への抵抗感がなくなった、テクノロジーへの印象が変わった、挑戦心が
湧いた‥‥まだまだいろいろありそうです。

オンライン授業を導入する上での課題、それをどう一つひとつ解決して行ったのかを考え
記録して顕在化する価値はあります。

「はじめての経験、身についたこと」「成長や変化」を資料や写真とともに書き出し、
キャリアポートフォリオにその成果とともに入れておくことも是非おすすめます。
それは、先生だけでなく、学習者もです。


◇ 「PC使わないと授業ができない!」経験

今回、学校の連絡はもちろん、授業や行事など学校のすべてのど真ん中に情報端末を全員
が使いまくる、という経験を先生も学習者もしました。「目の前にPCがないと生徒へ授業
ができない」この経験は学習者より、先生たちにとって大変革だったかも知れません。

<変化への気づき>

今回のオンライン授業で経験したこと‥
〇 情報端末(PCなど)に長時間向かう経験
〇 ネットと情報端末がないと仕事ができないという事実
〇 人と直接会うことなく、ネットで情報を得る、伝え合う、アイディアを出し合い、成果
を出す、システムやプログラムを作るという経験などです。

しかし‥学校以外の社会では、それらのシーンや経験はもう何十年も前から、新型コロナ
ウィルス以前から、ごく日常だった風景です。
長く“学校の中だけ”が時代に取り残されていたのです。

「社会」と「学校」には大きなギャップが存在します。

子供たち、若者たちは、学校を出たあと、その社会へ巣立つのです。今こそ、このギャップをなくすチャンスです。


次回に続く

◇ 「オンライン授業」のよさを知った先生たち
◇ 学校と社会のギャップを今こそなくそう!
◇ ニューノーマル「意識」が変わった社会

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教育は どんな状況、環境、であろうと本人が望むからチャンスがあるように。 鈴木敏恵

 

教育は どんな状況、環境、であろうと本人が望むからチャンスがあるように。

 

 

経済状態、家庭の状況など自分ではどうしようもないところで人生のチャンスがはじめからない、ということであれば、誰が勉強しようとか頑張ろうかと思うだろうか?

 

いくら夢見ようが努力しようが、はじめから可能性がないと思う人は、自ら学ぼうとか思わない

AI時代の教育と評価/連載06[プロジェクト学習を始める前に]6 価値あるものを見いだす/ 鈴木敏恵

AI時代の教育と評価/連載06  [プロジェクト学習を始める前に] 6 「俯瞰」の価値を知る

 

 

5 成長評価  「俯瞰」の価値を知る

 俯瞰する価値を理解し、自分で物事をとらえるとき、何かを始めるとき俯瞰する姿勢を身につけたか、を評価します。俯瞰の価値は例えば以下にあります。

 

 

□  価値あるものを見いだす

より正しい方向、本質、普遍性、真理…など目の前の状況から見いだそうとするならば、近くからだけで見たのは見いだせません、俯瞰することで価値あることが浮き上がるように見えます。

 

□  プロセスを把握する

その言動やふるまいを観察するとき、何が起因となり、その思考、行動をとるのかその思考、判断、行動のプロセスをストーリとして俯瞰してはじめて見えることがあります。

 

□  空間の俯瞰、時間の俯瞰

俯瞰には「場」の「時」の俯瞰があります。自分の身の周りの環境を俯瞰するという「場」の俯瞰とともに、何かを終えたあと、ふりかえり自分の思考や行動を俯瞰するという「時」の俯瞰も成長のために欠かせません。

 

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AI時代の教育と評価/連載05 [プロジェクト学習を始める前に]5 成長評価 :「俯瞰」の価値を知る / 鈴木敏恵

AI時代の教育と評価/連載05  [プロジェクト学習を始める前に] 5 成長評価 :「俯瞰」の価値を知る

 

 

5 成長評価  「俯瞰」の価値を知る

 俯瞰する価値を理解し、自分で物事をとらえるとき、何かを始めるとき俯瞰する姿勢を身につけたか、を評価します。俯瞰の価値は例えば以下にあります。

□ 俯瞰すると関連性が見える

俯瞰することで何かと何かを比較したり、分類したり、関係づけができます。一つひとつの動きはそれ以外のさまざまなことと関連しているんだという気づきも俯瞰することで見えます。

 

 

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AI時代の教育と評価/連載04 [プロジェクト学習を始める前に]4実践ポイント:始める前、終えたとき俯瞰する / 鈴木敏恵

AI時代の教育と評価/連載04  [プロジェクト学習を始める前に] 4 実践ポイント   始める前、終えたとき俯瞰する 

 

 

 

4 実践ポイント   始める前、終えたとき俯瞰する 

□  始まりに全体を『俯瞰』する

 授業も、そのスタートに、今日の目標、目的を掲げ、学習者が全体をイメージできるように授業の始まりに全体を『俯瞰』します。終えた後もその日やったことを俯瞰する

□  行く前に俯瞰する

 学校の中だけでなく、地域へ出て施設を調べたり人に会うときも、事前に広域的な範囲からだんだんに絞りこんだ地図やホームページで施設の外観、平面図などを手に入れその全体を把握します。詳細は不要です、大事なのはまず、全体から見ると言う俯瞰の姿勢です。

□  ゴールシート

自らの意志をもち、ぶれず進めるためには、最初に、そしていつでも、自分が求める先を俯瞰することが求められます。ここにプロジェクト学習のゴールシート、工程表( p)、そのゴールシートが入ったポートフォリオが不可欠な存在となります。

 

 

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AI時代の教育と評価/連載03 [プロジェクト学習を始める前に]2 コンセプト(価値)  「俯瞰という精神」を身につける / 鈴木敏恵    

AI時代の教育と評価/連載03  [プロジェクト学習を始める前に] 

 

3 セオリー(本質)  離れて遠くから見る=俯瞰できる 

 部分だけ見て、とりあえず仮説を立てたり、その分析に入ったりといくら慎重であってもそこだけをみて方向性や判断しようとしてはいけません。そこにある潜む全体との関係性や意味は見えなくなるからです。何かを理解しようとするとき、まず静かにその全体を見ようとすることを身につけます。

 俯瞰とは、大きく遠くから、全体を見ること。俯瞰には場の俯瞰と時の俯瞰があります。俯瞰するためには、全体が見えるところに立つ必要があります、それが場所であれば高台に登り地平線まで続く街の全体を見る、プロジェクト学習であれば、学生は、まずはプロジェクト学習のフェーズが描かれ全体が見えるシラバスを手にすることとなります。

 

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AI時代の教育と評価/連載02 [プロジェクト学習を始める前に]1 知的活動:シラバスで「これから」を俯瞰する / 鈴木敏恵  

AI時代の教育と評価/連載02  [プロジェクト学習を始める前に]1 知的活動:シラバスで「これから」を俯瞰する / 鈴木敏恵    

 

2 コンセプト(価値)  「俯瞰という精神」を身につける

 

 「俯瞰」は、知識でも技術でもコンピテンシーでもありません。しかしそのすべてを発揮するまえに必要な意志であり姿勢です。

 ゴールへぶれずに進むため俯瞰する姿勢を自らもつことは必須です。しかしそれ以上に、本質や普遍性を見出すために「俯瞰」がいるのです。

ここに客観的な思考を叶えるポートフォリオの存在が有効です。

俯瞰する…全体を見ることにより、より正しく捉えることができます。もし一部分だけ捉えるのであれば、あやまった解釈や分析をしてしまうかも知れません。俯瞰することで、その本質や普遍性をとらえることが叶います。フェーズの区切りに振り返り、その時の自分の思考や行動を俯瞰するという「時」の俯瞰もあり得ます。過去への俯瞰は、これから先にどう進むか、未来への進み方を描く目的を持ちます。

 

 

 

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AI時代の教育と評価/連載01[プロジェクト学習を始める前に]「俯瞰」の価値を知る / 鈴木敏恵    

AI時代の教育と評価/連載01  [プロジェクト学習を始める前に]1 知的活動  シラバスで「これから」を俯瞰する / 鈴木敏恵    

 

1 知的活動  シラバスで「これから」を俯瞰する

 プロジェクト学習を本格的に始める前に、プロジェクト学習の設計思想で描かれたシラバスで「これから、どんな感じに進むのか」を俯瞰して自分のものとします。ゴールに向かい、一つひとつのフェーズにおいてどのような活動をするのか、どの段階でどのように進むのか、プロジェクト学習とポートフォリオの関係などがわかるフェーズ展開で書かれたシラバスで「これから」を俯瞰します。

 

2 コンセプト(価値)  「俯瞰という精神」を身につける

 

3 セオリー(本質)  離れて遠くから見る=俯瞰できる 

 

4 実践ポイント   始める前、終えたとき俯瞰する 

 

5 成長評価  「俯瞰」の価値を知る

 

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★ PCは教室の後ろに、フィンランドの教室。 すべての教室にPC / PCは先生の側ではなく教室の後ろに。 / 居心地よさそうなソファー、インテリア / ランダムで躍動的な机レイアウト / 撮影:鈴木敏恵

★ フィンランドの教室 

 

〇 すべての教室にPC

〇 PCは先生の側ではなく教室の後ろに。

〇 居心地よさそうなソファー、インテリア

〇 ランダムで躍動的な机レイアウト

(撮影:鈴木敏恵)

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