「意志ある学び」を叶えるプロジェクト学習や対話コーチング、ポートフォリオ。…創造性のある未来をかなえる哲学など未来教育の知的活動や新しい情報をお伝えします。http://www.suzuki-toshie.net/
プロジェクト学習とポートフォリオで高まる「言語活動の充実」「読解力」
東京都中学校国語教育研究会にて講義
「新しい国語教育と意志ある学びを叶える未来教育プロジェクト学習〜思考力・判断力・表現力を高めるコーチングとともに」
平成23年8月23日(火)13:30〜16:45
2,会 場 新宿区立新宿西戸山中学校
3,内 容 演 習(13:30〜16:30 質疑応答等を含む)
4, 講 師: 鈴木 敏恵
テーマ「新しい国語教育と意志ある学びを叶えるプロジェクト学習
〜思考力・判断力・表現力を高めるコーチングとともに」
プロジェクト学習の各フェーズでは,学習指導要領でも重視されている「言語活動の充実」や, PISA(OECDによる国際学力調査)における「読解力に対応する能力や感性を高めることができます。前半のフェーズでは,課題発見から目標への意欲,思考力(自ら獲得した知を活かし,比較や分類,関連付け,規則性,帰納的,演繹的,類推するなど)を高めることができます。後半の[制作][プレゼンテーション][再構築]のフェーズでは,解決能力,論理的思考力,コミュニケーション能力,表現力,活用力の習得を叶えます。
特に[再構築]のフェーズで作成する凝縮ポートフォリオは,他者に役立つ提案型の「知の成果物」としているので,必然的に,根拠ある情報を手に入れることや,わかりやすく表現する力を高めます。平易,例示,簡潔,総括,結論と理由・論拠・証拠,図・グラフ・表(非連続テキスト)の表現,項目立て,順序,小見出し,制限など(参考:文部科学省サイト「新学習指導要領・生きる力」)といった言語活動のポイントも盛り込んだ表現となります。
[1] 「言語活動の充実」
参考:文部科学省「新学習指導要領・生きる力」より
言語活動の充実に関する指導事例集【中学校版】
言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】
[1] PISA(OECDによる国際学力調査)における「読解力」
参考:文部科学省サイト「国際学力調査」より
nPISA調査は,義務教育修了段階の15歳児が持っている知識や技能を,実生活の様々な場面でどれだけ活用できるかをみるものであり,特定の学校カリキュラムをどれだけ習得しているかをみるものではない。
n2009年調査では読解力を中心分野として,数学的リテラシー,科学的リテラシーの3分野を調査。
n思考プロセスの習得,概念の理解,及び各分野の様々な状況でそれらを生かす力を重視。
n読解力の定義が,「自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考し,これに取り組む能力」(下線:新たに加えられた部分)となった。読解力はただ単に読む知識や技能があるというだけでなく,様々な目的のために読みを価値付けたり,用いたりする能力によっても構成されるという考え方から,「読みへの取り組み」(engaging with written texts) という要素が加えられた。つまり,読むことに対してモチベーション(動機付け)があり,読書に対する興味・関心があり,読書を楽しみと感じており,読む内容を精査したり,読書の社会的な側面に関わったり,読書を多面的にまた頻繁に行っているなどの情緒的,行動的特性を指す。
(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/28/1307651_2.pdf)
未来教育プロジェクト「新人教員」研修
〜「研修では得られない成長方法」を研修で得よう!〜
主 催:岐阜市教育委員会初任者研修 58人、10チーム
日 時:2011年 8月18日 9:30時〜16時30分
講師・コーチ:鈴木敏恵(千葉大学教育学部特命教授/シンクタンク未来教育代表)
研修スタイル:プロジェクト手法による研修
知的プロダクトを参加者自ら生むープロセスと成果に価値をおく研修
(プロダクト/product):広義において製作物、ある計画によって生み出された成果)
スピリッツ:明敏さ・俯瞰・学び続ける人・普遍性・暗黙知・経験知・顕在化・プロセス
気付ける感性・洞察・尊敬・感謝・知を共有・知の共創・思考創造
展 開:「講演」と「ワークショップ(WS)」
■「講演」における到達目標
・コンピテンシーを高める知識創造型の教育を獲得する
・「意志ある学び」を叶えるプロジェクト学習の理論と手法を獲得する
・ポートフォリオの作り方とポートフォリオが果たす効果を理解する。
・コーチングの基本と手法を理解する
■「WS」における到達目標
・自分の考えをもち他者と考えを出し合い、価値ある知を生み出す
・チームで価値ある知を生み出す手応え、方法、おもしろさを経験する
・プロジェクト学習の理論と方法を体験的に修得する
・課題発見、課題解決力へのコーチングを修得する
・キャリアポートフォリオを理解し、自分の「教師ポートフォリオ」をスタートする
■ 主 催: 埼玉県保健医療部医療整備課
埼玉県高等看護学校教務主任協議会/埼玉県准看護学校教務主任部会
■ 研修名: 平成23年度看護教員キャリアアップ研修会(Aコース)
■ 参加者: 看護教員36名
■ 日 時:平成23年8月4日、10日、11日 9:30〜16:30連続3日研修
■ 研修目標:
1,看護教育に有効な「意志ある学び」未来教育プロジェクト手法を修得し看護教員として資質の向上を図る。
2, 新しい手法を活かし新カリキュラム対応「統合と実践」の授業を創造的に生み出せる方法を身につける
3, 新カリキュラム対応「統合と実践」対応のコーチングを修得する
■企画/構想:鈴木敏恵(未来教育シンクタンク・千葉大学教育学部特命教授)
協力: 埼玉県高等看護学校教務主任協議会/埼玉県准看護学校教務主任部会
■講演/コーチング指導:鈴木敏恵(未来教育シンクタンク・千葉大学教育学部特命教授)
協力:菊池 健一 さいたま市立東宮下小学校研究主任(文部科学大臣優秀教員)
豊田 勇知
● 未来教育プロジェクト 新カリキュラム対応「統合と実践」研修の概要
3回にわたり、未来教育プロジェクト、ポートフォリオ活用、コーチングの基本と手法を修得。この連続研修において、新カリキュラム対応「統合と実践」シミュレーション教育モデル成果集<モデル行動と知識とコーチング>を作成した。(シミュレーションとはモデルを用いて現実に似た状況を試行すること)。これまでの知識やスキルを統合して実践する「統合と実践」。ケースに応じて学んだ知識を活かしどんな行動ができる かというモデル行動を考えだす。「学生たちは、この状況は、教科書で学んだ内容を統合した力で実践できるはず!」と各関連教科や知識を思い浮かべられる 『統合と実践』ができる、講義とワークショップ研修。
● 未来教育ワークショップの目的
個々のケースに対座したときに関連領域や教科をイマジネーションできる、そのための学びを具体的に構築できることを目指した。教員がそのような思考ができると、学生に対し現場にフィットした統合の教育ができるようになる。
● 未来教育ワークショップの手順
(1)ケースに応じたモデル行動を考えだし、その手順をかく
↓
(2)手順に応じ関連する領域や教科を考え、教科書とページを記入
↓
(3)モデル行動ができるための教師のアプローチとコーチング
を考えだす
↓
(4)指導者としてNG表現も書き出し、客観的にみる(メタ認知)
■主 催 : 我孫子市教育委員会 指導課
■講 師: 鈴木 敏恵■ねらい : 学年主任のマネージメント力向上のために
ポートフォリオ、プロジェクト学習を活かす
■対 象 :新任の学年主任10年目教員 38名
■主 催:山形市中学校教育研究会総合的な学習部会
■講 師: 鈴木 敏恵
■講演内容 「これからの総合的な学習について」
課題解決力と理論的思考力の修得を叶えるプロジェクト学習
■対 象 山形市中学校教育研究会総合的な学習部会員
この世は知の果樹園『東京ディズニーリゾート』編
ディズニーアカデミーに寄せる期待メッセージ
内容:
◇ 「気付く力」こそ「生きる力」
◇ 見えなかったものが見えてくる
◇ インプットしたら「知のアウトプット」を!
(ポートフォリオの再構築)
以下より
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/campus/voices/message/06.html
http://www.kknews.co.jp/ryokou/report/051217_10a.html
この世は知の果樹園のようです。成長を望むものはみな知りたい、理解したい、と切望し「知」へ手を伸ばします。「知」は教科書や先生の話しだけでなく、窓の外の揺れる木にも、目の前の人のふるまいにも潜んでいます、もちろんwebやポケットのなかのスマートフォンにも溢れている…学びのマテリアルはどこにでもあります、この世は沢山のリンゴがあふれる知の果樹園のようです。
東京ディズニーリゾート…ここも未来教室。ここで働く人たちのホスピテリティーあふれるふるまいから学べることが大きい事はあまりにも有名ですが、学べる要素は、それだけではありません、世界から学者が集まりこの火山、地層、歴史、建物、海辺の富士壷を再現しています、ここはまるで未来教室のようです。せひこのブログの新聞などをプリントアウトしてこんど行ってみてください、新しい発見があるでしょう。