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人生の選択「知の重さ」をとる若者/ ポートフォリオ物語 鈴木敏恵

 

人生の選択「知の重さ」をとる若者

                

 

私と私の学生との会話です。

 

ねえ、一度聞きたかったので聞いてもいい?

登山のサークル入っているの? なんでいつもいつも講義のときものすごく重そうな登山バックを背追っているの?

 

「教科書や参考書をぜんぶ もっているんです。」


 


えっでもそんな登山用バックに?一つの教科の全部?

 

「全部です、自分のつかうぜんぶの教科のが入っているんです。」

 

えっ!なんで?

 

「いつでも勉強できるようにです。」

 

フム(腑に落ちない私)なぜ!?

 

「図書室とかで一つの教科をやっていて集中力が

なくなったら、違う教科の本に代えるんです。」

 

えっ!どういうこと

 

「いや、べつにそのまま…」

 

えっ!でもそんなたくさん?

 

「はい、その教科も飽きたら、違う本を読んだりしたいんで全部もちあるくことにしたんです。」

 

えっ!でもものすごーくおもいし、、たくさんだし いまだったらipadとか、あるじゃない?

 

「ネットももちろんつかいますが、いま自分が勉強したいってことがネットにあるわけじゃないので…」

 

(ちょっともたせてもらったら、ぜったい15キロ以上あった!いや持ち上がらなかった!)

私だったら、集中力がとぎれたら、席をたち部屋を一周して、脇見して…ときにやめてほかの怠けることしちゃう。しかし彼は、違う本やテキストに間をおかずに変えて次ぎの勉強をすると!

 

寸暇を惜しみというたいそうな決意でもなし、一分、一秒すべて 渇望するかのように知で自らを満たそうとするその姿勢。本が重い、メンドウ など彼の価値基準にではないのです

その行動、私もできる私になろう。彼は大事なことを気づかせてくれました

「重さ」と「成長」とどっちが大事?!

 

追伸:そのために本を詰め込んでも大丈夫な登山用の丈夫なバックをかったそうです。

追伸の追伸:その後のやりとり

 

『自分も知を求める心を失わないようにと願い、この写真を見ます。いつかブログなどにあげてもいいですか?』

 

> 鈴木先生。

> 添付ファイル拝見いたしました。お役に立てるのでしたらうれしい限りです。この写真等ファイルの内容、使ってくださってかまいません。ぜひお役立てください。

> 鈴木先生の成長への意欲には本当に敬服いたします。

> カバンは自分で買ったのではなくて祖母に買ってもらったものなんですけどね(笑)

 

『訂正します。なぜかってくださったの?』

 

>こちらこそありがとうございます。

>なぜ買ってくれたのかというと、それまではパソコンや2年からの大きな専門書が入らずリュックサック+トートバッグで通学していたので(自分はマウンテンバイクのためかごがありません、それを危険と判断したのかもしれませんが)、普段山登りをしている祖母が入るサイズのザック(山用かばん)をこちらに来た時に買ってくれました。理由になっているかどうかはわかりませんが以上のような経緯です。



…………やりとりのまま。学ぶこと多い日々です。ありがとうございます。

 



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