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★ たった100円のすごい愛 ★       鈴木敏恵

 ★ たった100円のすごい愛 ★

 その看護学生は考えていました。臨地実習中ずっと考えていました「摂食・嚥下障害」。
 どうしたら自分の受け持ちの患者さんが嚥下の支障なく食事をしてくれるか。
 どうしたらその患者さんが、自分で食事を減らせるようにできるか。
 道を歩いていて100均ショップの看板をみてヒラメキました。


 スプーン売り場で探しました、見つけました!
 ちょっと品のいい底の浅いティースプーンを!
 翌日、早速、自分の大切な患者さんへ提案してみました
「よかったら、このスプーンに替えてみてくださいませんか?」
 受け入れてくださいました。
 これまで使っていたプラスチックのスプーンの半分くらいしか
 食事の量を掬えないティースプーンは即座に効果を!!

 プラスチックの安易なスプ―ンから100円だけどセンスいいスプーンになったことで…一度にたくさんを口に入れることがなくなり嚥下障害を起こさなくさりました。丁寧に食べるせいか、食事をちゃんと食べられるようになり、自分で自分の食事をコントロールできるようになり、疾患が改善に向かうのが体重をはじめとする数値データにもあらわれはじめました。

 看護師になろうと願う 心優しき若き看護学生は、一人の患者を健やかな方向へ導くことができました。
 髪の短い、ハキハキ話す、輝く一人の看護師を目指す若者から大切なことを私は教わりました。
 大切な人のために出来ることをいつも考えていることの大切さ。
 そしてその人生こそが幸せであること…

 あなたの未来に幸多かれ、看護師を目指すすべての学生に幸多かれと祈ります。
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            この出会いをありがとう…  鈴木敏恵
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