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新刊N 連載6 :ポートフォリオで自信とモチベーションが高まる  /ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   鈴木敏恵

鈴木  ポートフォリオとプロジェクト学習を両輪とする未来教育プロジェクト学習は効果的です。ポートフォリオを見ながら先輩は対話とコーチングで承認を示すことができます。

新人は自信「自分はこれでいいんだ」と思えます。

 

O: 当院ではポートフォリオを導入して4年が経ちますが、皆さんと同じく、暗黙知を「見える化」し俯瞰できるということに大きな手応えを感じています。他者にシェアするだけではなく、ポートフォリオをめくることで、自分の看護のプロセスを生々しく見ることができます。

でも、このように「見える化」する作業にためらいがあり、ポートフォリオにマイナスイメージをもつスタッフもぜロではありません。そこで先日ポートフォリオに対するアンケートを行ったところ、「人と比べてしまう」「面倒だ」という意見がありました。自分の看護が明らかになることで、失敗や欠点が見えて「自分はできない」と落ち込んでしまう、だからポートフォリオは良くないというわけです。

 しかし、こうした意見も、1人ひとりのコンピテンシーや暗黙知を「見える化」できているという結果だと思います。「面倒かもしれない。でも、そこに課題を見出すことができたでしょう」と伝えたいですね。

 

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

 

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