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新刊N 連載1 「一人ひとりを輝かせる組織へ」 /  ポートフォリオ教育・ プロジェクト学習   新刊N  鈴木

 

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社会で求められる人材の変化や人工知能(AI)などの技術革新により、教育のあり方が大きく見直され始めています。従来の暗記を中心とした「知識詰め込み型教育」に代わる教育手法として、討論や発表をとおして学習者の主体性や思考力を伸ばすアクティブラーニングの取り組みも盛んになってきました。「ポートフォリオ」は、自己評価力や課題発見力を引き出すツールとして効果が注目されています。(略)ポートフォリオ活用とプロジェクト学習を提唱する鈴木敏恵氏と、その教育方法を実践する病院管理者に、看護職の教育のあり方について議論をお願いしました。
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「意志ある学び‥‥一人ひとりを輝かせる組織へ」
鈴木(進行・コンセプター) AI時代の到来により、教育や人材育成のあり方が変わるといわれます。高度な認知能力で状況を判断し、膨大な知識を瞬時に修得できるAIの活用が一般化する中、教師が学習者へ一方向に知識を教えることで成立した教育は終わりを迎えつつあります。
これからの教育に携わる者は、AIが不得意とすること、人間だからこそ大切にしたいこと、高めたいことを重視する必要があります。では、人間だけが持つ強みとは何か。それは明日を信じ、未来をよくするために意志を持って新しいことにチャレンジすることです。この強みを伸ばし、創造的な思考を持って課題解決に向かう力をつけること、すなわち「意志ある学び」こそが、新しい時代が求める教育といえます。
組織において、一人ひとりの資質を高める“意志ある学び”の手段として、私は2003年から医療界における目標管理、人材育成へのポートフォリオやプロジェクト学習の導入を推進してきました。今日はそのなかから、3つの組織の現状や成果を当事者の方とともにお伝えしたいと思います。

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鈴木敏恵 すずき・としえシンクタンク未来教育ビジョン代表、教育デザイナー(Architect/設計思想)。一級建築士。「意志ある学び―未来教育」をコンセプトに、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングなどを融合させた次世代教育の設計思想から実施を全国展開。主に教育界、医学界へ新人教育、指導者育成、教育構想のコンサルティングを行う。公職歴に内閣府中央防災会議専門委員、千葉大学教育学部特命教授ほか。主な著書に『AI時代の教育と評価』(教育出版.2017)、『アクティブラーニングをこえた看護教育を実現する』(医学書院.2017)、『キャリアストーリーをポートフォリオで実現する』(日本看護協会出版会.2015)など。http://suzuki-toshie.net/profile/

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