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《アクティブな学びを実現する設計思想と教育手法》知の再構築/「元ポートフォリオ」から「凝縮ポートフォリオ」に再構築する/鈴木敏恵

 《アクティブな学びを実現する設計思想と教育手法》

放送大学スクーリングでの質問に答えます。


Q 「ポートフォリオの再構築って……最後にA3にまとめるということ?」

A いいえ 知の再構築は「まとめ」ることではありません、思考の構造化(ロジカル)が表現されたものです。A3サイズの1枚に表現するのは、知の構築、構造=「思考を俯瞰」することを意図しています。
凝縮ポートフォリオは、思考の構造を可視化したロジカルシンキングを視覚的にとらえることができるビジュアル表現ともいえます。テキストだけで思考を表現する時代は過ぎました。知のパーツをどうレイアウトして視界に映るようにするかという客観性で表現します。

思考、判断、表現のあらわれである知の再構築のデザインは、まさしく知の凝縮コンテンツそのもの。”Why So”、”So What”が矢印でそのパラグラフをつなぎます。だからクオリティーの高い「知の再構築」は、パッとみただけでその学習者の頭の中の論理性が確認できるのです。

「元ポートフォリオ」から「凝縮ポートフォリオ」に再構築することは、文字どおり”構築”することです。例えば、梁、柱、スラブという部材がある、それは必須の要素(部分)です。これらは適切に組み合わされ立体的な建築となり完成物!となります。梁、柱、スラブをまとめる、とは言いませんよね。、自分の手と頭で研ぎすまされた感覚とスキルでクオリティーの高い梁、柱、スラブをつくります。そしてセオリー(この場合、接合、組み合わせ=思考の構造)を原理原則として論理的に構築することとなります、プロジェクト学習に”まとめ”という活動はほぼないと言っていいでしょう、なぜなた「まとめる」には思想がありませんから。意志ある学びプロジェクト学習の根底には明確な設計思想が存在します、だから単に「まとめる」という行為はないのです、凝縮、緻密、で奥深い知を求めます。それはプレゼンテーションスキルを身につけるよりはるかにすごいこと。

プレゼンテーションで終えない、ここが学習者にとっても教師にとってもねばりどころ。プレゼンテーションはその場のパフォーマンスでけっこうウケます、未来教育プロジェクト学習ではそれを大事としません、容易なビジネススキルにも似たことを求めません。だからこそプレゼンテーションで終えない、知の再構築、その中身、その意志を大事にします。自分の頭のなかに倫理性がありそれを
客観的に、他者にもわかりやすく表現できることを大事にします。いちばん大事なのは自分の考えを自分の口で言えること(考えるためには「自分で情報を獲得」する必要がある)。どっちが大事かといえば、自分の考え、であることはいうまでもありません。考えもないのに、器用に表現しても意味がない、そんな人を育ててはいけない。

知の再構築…未来教育プロジェクト学習のゴールは《他者に役立つ知のアウトカム》ここに究極の戦略あり。客観性、貢献性、意志、人は自分のため、教師に提出するため、より誰かの役に立つことができるかもしれないものを目指すことで内在する知や感が湧き上がるように開くから。人間のすごさ、すばらしさ、精神性に驚嘆します。
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設計思想
先にコンセプトがあってつくりあげていく こと

建築にも教育にも設計思想がいる

設計思想をもっているかの問いは、
価値あるものを内在しているかの問いに似て

設計思想は凛として
何のために生きるのかの問いにも似て。
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【鈴木敏恵 講演会】
高校も看護学生も大学生も教師も看護部長もみな実践をプレゼンします!
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未来教育の設計思想 プロジェクト学習=「問題基盤型学習」ではない  鈴木敏恵

 未来教育の設計思想 ー 私が建設現場で学んだこと

プロジェクトは「夢の結実」

プロジェクト学習は、与えられた課題を解決するものじゃない。
プロジェクト学習=問題基盤型学習といわないで(カタイし!)プロジェクト学習は、問題をベースにするものではなく”プロジェクト(夢)”をベースにする学びだから…。


プロジェクト=構想。構想にはビジョンとゴールがある。
プロジェクトって未来へ夢やビジョンを描きワクワクと向かうもの…
プロジェクト学習は、ビジョンを描き自ら課題を見いだしいい未来へゴールへ成長していくものなんだ。

現場は朝から晩まで課題だらけだ。でもここで働く職人たちもゼネコンの人たちも設計者たちも課題のために働いているわけじゃない。この建築をカタチにするんだと夢をかなえるために身体も心も魂もすべて尽くして働いているんだ。
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プロジェクトは夢の結実。
夢はひとりじゃ叶わない。
未来をよくするために一人ひとりの違いを活かし知恵や戦略を出し合いチームワークで解決していく…それがプロジェクト学習!

未来の学び舎をデザインし以来ずっとプロジェクトをしてきた気がする…幸福な人生に感謝します。夢をカタチにしてくれた現場の職人さんたちや陰に日向に力になってくれた人に感謝しています。
私は建設現場でプロジェクトを学んだ、価値あることを学んだ、いまだから気づいた。カタチという成果になるプロセスにはひとの膨大な知識、情報、人手、工法、知恵等々があるということ。「目に見えるもの」の奥に大事なものがあるという事実。
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